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  3. 『いい家って何?』という問いに、ちゃんと答えが出せる話

こんにちは!Natural Designのゾウシです。

今回は住まいにとって大切なコストについての話をしてみようかと思います。

最近はとても暑く、寝苦しい夜を過ごす日々ではないでしょうか。
エアコンをつけていると冷える、布団に包まると暑くて仕方がない。
この精神のみならず、身体へのストレスがかかる夜は住宅性能によって解決ができる問題です。
しかし、そうはいっても、、と思いつつ眠りにつくと、「でも、お高いんでしょう~、社長!」という声が夢に出てくる始末笑。


こういった具合に、誰しもが大量の情報と有限な資金に頭の中がぐるぐるして疲弊しています。
このブログは、あくまでも一つの考えに過ぎませんが、ご一読いただけると幸いです。

 

1.はじめに 「“高い家”=贅沢?」という誤解

家づくりを考えはじめたとき、頭に浮かぶのは「予算」のことではないでしょうか。

「できるだけ安く」「予算オーバーは避けたい」、当然のことであり、重要な事項です。
しかしその一方で、私たちはこんなご相談もよくいただきます。

「暖かくて、快適な家にしたいんです」
「子どもや家族が健康に過ごせるようにしたい」
「将来もずっと安心して暮らせる家がいい」

このベクトルの異なる2つの願い、「価格を抑えたい」と「良い家にしたい」は、ときにぶつかります。

そして多くの方が、“高性能=高い=贅沢”という先入観のもとに、本来の価値を見落としてしまうのです。

 

2.家の“初期費用”にばかり目が向いていませんか?

家の価格を考えるとき、多くの方が「建築費用」だけを見てしまいます。

でも、ちょっと想像してみてください。
家は「買ったら終わり」ではなく、「住み続けるもの」です。光熱費、修繕、体調、室温…
つまり、“買ってからかかるコスト”の方が圧倒的に長く影響します。

言い換えれば、建築時の価格だけを見て「この家は高い・安い」と判断するのは、
飛行機のチケット代だけで旅の満足度を決めるようなものです。
行き先・滞在・経験…本当に大切なのは“そのあと”にあります。

 

3.“月々のランニングコスト”と“快適性”の実態

例えば、断熱性能や気密性能の高い家に住まれる方々から、こういったお声をいただきます。

「真夏でも帰宅したとき、室温がムッとしないんです」
「掃除などの家事をする際に汗ばむことがなくなりました」
「エアコン1台で家じゅうが暖かくて、冬でもスリッパを履かなくなりました」

これらは誇張ではありません。
家の性能は、目に見えない“空気・温度・湿度・音”に作用します。
その積み重ねが、「健康」「睡眠の質」「家族の笑顔」につながる。
そして結果として、月々の光熱費が数千円〜1万円以上変わってくることも、珍しくありません。

それでは、大津市にあるNatural Designの物件の温度データを見てみましょう。

図1

※薄い縦線は1日の最高温度と最低温度の範囲を示しています。
※被験者のご家族はあまり冷暖房を好まない家族ですので、エアコンの稼働は必要最小限となっています。

図1からは室内の温度変化の小ささと、夏で27℃、冬は20℃あたりに室温を保つことができていることがわかります。

図2

図2からは外気温と比べ室温はおおよそ半分の温度変化になっていることがわかります。

このレンジの小ささが体への負担を減らしてくれます。

この物件のご家庭は倹約家で、必要最低限しかエアコンをつけないのですが、そのおかげで住宅そのものの性能の底力を見て取ることができました。

また、今年はデータ収集を強化し、一般的な住宅との比較、また消費電力と電気料金なども併せて行う予定です。

 

4.「高性能住宅が高い」は本当か?数字で見ると…

Natural Designの家は、UA値0.46以下・C値0.3以下・耐震等級3(許容応力度計算)という仕様を標準としています。
これは京都エリアにおいてもHEAT20 G2グレード相当の水準です。

確かに、こうした性能を確保するためには、適切な施工・材料・設計が必要です。
でもそれは「贅沢」のためではなく、「合理性」のため。

なぜなら、

・光熱費が年間で約10万円前後安くなり、10年で100万円の差

・メンテナンスコストが少なく、20年後の修繕リスクが大幅減
※たとえば、断熱・気密性能が高ければ壁体内結露を防ぎやすく、内部の構造材や断熱材が劣化しにくくなります。
また、構造計算に基づいた耐震等級3の家は大地震にも耐える能力を持ち、制振ダンパーと併せることで複数回の大地震にも耐えることが可能になります。

・健康リスク(ヒートショックやアレルギー)も予防的に下げられる

つまり、「高性能な住まい」は、住むほどに“支出が少なく済む家”でもあるのです。

 

5.暮らしてみたら気づく「当たり前の違和感」

初めて高性能な家に入ったとき、多くの方が驚かれます。

「玄関に入った瞬間、空気が違う気がする」
「床が冷たくないんですね」
「家の中のどこにいても温度が均一で、ストレスがない」

それは、住んで初めてわかる「体験の違い」。
しかも恐ろしいのは、それが“一度知ると戻れない快適さ”であるということです。

“贅沢”なのではなく、“これが本来の快適だったんだ”と気づく体験。
この違いは、図面や価格表では絶対に伝わりません。

 

6.見た目の豪華さではなく、体感の豊かさこそが本質

もちろんデザインも大切です。
でも私たちNatural Designが大切にしているのは、「見た目の派手さ」ではなく、
暮らしの“内側”から生まれる豊かさです。

例えば、冬の朝、布団から出るのが苦じゃない。
夜、エアコンの音がしない静けさの中で熟睡できる。
湿度が整っているから喉を痛めない。
小さな積み重ねが、“心地よさの基準”を底上げしてくれる。

見た目ではなく、体験の価値。
これは、“あとから気づく”のではなく、“最初に設計すべき”領域なのです。

【結論:「安く建てて高く暮らす」より「高く建てて安く暮らす」】

「高性能住宅は高い」と思っていた方が、住んでから「これは安かった」と言う理由。
それは、暮らしのトータルコストで見れば、むしろ得をしているから。

そしてそれは、家族の健康・快適・安心という“見えない資産”も同時に手にしているということです。

 

7.まとめ

「いい家って何ですか?」

その問いに、私たちはこう答えます。

“見えないもの”を、ちゃんと大切にできる家。
“住んでからの未来”を、先に考えてくれていた家。

Natural Designでは、その思考の土台から、いっしょに設計していきます。

まずは「いい家の条件」を、金額ではなく、自分たちの暮らしから逆算するところから始めてみませんか?

7月開催のイベントでは今回のブログのより深い対話をさせていただきます!

イベントはこちらから

 

 

 

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