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  3. 【新築の82%に不具合?】知っておきたい施工品質と住宅会社の選び方について

こんにちは。ナチュラルデザインの合田太一です。

突然ですが、少し気になるデータをお伝えします。
2025年に実施された新築一戸建てのホームインスペクション(住宅診断)調査によると、1,370件のうち82.0%の住宅に何らかの不具合が見つかったという報告があります。

「新築なのに?」と感じた方も多いと思います。

この数字が示す意味を、
できるだけわかりやすくお伝えしながら、
住宅会社を選ぶときに大切にしてほしいことをご紹介します。

ナチュラルデザインが手掛けた、シンプルで洗練された外観デザインの注文住宅の施工事例写真

この記事でわかること

・新築の82%に不具合が出るという現実
・指摘率が高い3つの部位と不具合の内容
・工期の圧迫がなぜ施工品質を下げるのか
・住宅会社を選ぶ際に確認したい3つのこと
・第三者検査と現場検査報告書が残す安心

新築住宅の82%に不具合——2025年調査データが示す現実

調査の概要と指摘率の推移

株式会社さくら事務所(東京都渋谷区)が発表したホームインスペクションの統計データによると、2025年1月から12月の間に実施された新築一戸建て全1,370件のうち、何らかの不具合が指摘された住宅は82.0%に達しました。
前年2024年の76.4%と比べると、5.6ポイントの上昇です。(引用元:株式会社さくら事務所 ニュースレター「新築一戸建て不具合指摘率、前年比5.6ポイント増の82.0%」2026年3月3日発表

1棟あたりの平均指摘箇所数

さらに、1棟あたりの不具合指摘数の平均は16.7箇所(前年15.9箇所)。
10棟に8棟以上の新築住宅に不具合があり、そのうち1棟あたり平均16か所以上が指摘されているという状況です。

「新築だから大丈夫」という感覚は、
このデータを見ると少し見直す必要があるかもしれません。

指摘率上昇の背景:建築基準法改正と工期圧縮

この指摘率上昇の背景として、
2025年4月に施行された建築基準法の改正が大きく関係しているとさくら事務所は分析しています。改正に伴い建築確認申請の審査期間が長期化し、着工が遅れるケースが増えました。

しかし、引き渡しの時期は変えられないため、
現場では工期が実質的に圧縮される事態が起きています。
慢性的な職人不足も重なり、
現場での確認やチェックが行き届きにくくなっているのが実情です。

職人の手作業により柱や梁が組み上げられていく、建築中の注文住宅の木造構造体の様子

指摘率が高かった3つの部位


不具合部位の内訳(上位3部位)

調査では21の検査部位ごとに不具合指摘率が集計されており、上位3つは以下の通りです。

順位 部位 指摘率(2025年)
1位 開口部(窓・ドア) 47.7%
2位 基礎・床下面 35.5%
3位 外壁仕上げ 31.9%

順位部位指摘率(2025年)
1位開口部(窓・ドア)47.7%
2位基礎・床下面35.5%
3位外壁仕上げ31.9%
コンクリートの打設不良により、表面に空洞や砂利の露出が生じてしまった「ジャンカ」の事例

「ジャンカ(豆板)」とは

「ジャンカ(豆板)」とは、コンクリートを打設する際に骨材が偏って集まり、表面がザラついて空洞になる現象です。
完成後の外観ではわかりにくいことも多く、
基礎の耐久性に影響するケースもあります。

2025年に顕著に増加した「見えにくい箇所」

また、2025年は上記3部位に加え、
基礎(屋外面)、壁・柱・梁の屋内面、各階間の天井裏、排水設備といった「完成後には確認しにくい箇所」での指摘率も顕著に上昇しています。

工期が圧縮された現場では、こうした見えにくい部位への目配りが特に疎かになりやすいことが、このデータからも見えてきます。

新築に不具合が生まれる本当の理由

住宅は現地の手作業で仕上がる

「新築なのになぜ?」というのは、多くの方が抱く疑問だと思います。

住宅は工場で均一に生産される製品と異なり、現地での手作業が中心です。天候・職人の稼働状況・資材の搬入タイミング・現場ごとの環境の違いなど、さまざまな要素が重なって出来上がります。

原因は「手抜き」だけではない——確認の仕組みが品質を左右する

不具合の原因が必ずしも「手を抜いている」ことではない、ということも大切な視点です。丁寧に作業をしていても、人間が行う以上、複数の工程が並行する中で見落としが生まれることはあります。

だからこそ、個人の注意力だけに頼るのではなく、確認の仕組みそのものをどれだけ整えているかが、施工品質の安定につながるのです。

何十もの工程を確認・記録する体制が求められる理由

ひとつ考えてみてください。1棟の住宅には、基礎・構造・断熱・防水・設備など何十もの工程があります。それぞれを適切なタイミングで確認し、記録として残す体制がなければ、完成後に問題が出たとしても原因を追うことが非常に難しくなります。
法改正による過渡期が重なった2025年は、その課題がより顕在化した年と言えます。

建物の荷重を支える重要な工程である、コンクリート打設前の基礎配筋が整えられた現場風景

施工品質を担保できる唯一のタイミング

完成後に発見しにくい不具合の種類

住宅の不具合には、引き渡し後すぐに気づけるものと、数年後に表れてくるものがあります。窓のガタつきや建具の隙間はすぐにわかりますが、基礎のひび割れ・断熱材の隙間・防水紙のめくれなどは、完成後に壁の中や床下を開けてみないとわからないことがほとんどです。

工事中にしか確認できない理由

完成後に目視できない部分の施工状態を確認するには、工事中に確認するしかありません。

つまり、施工品質を担保するうえで最も重要な機会は、家が完成するまでの工事中にこそあります。
この点を意識した家づくりをしているかどうかが、会社選びのひとつの軸になると思っています。

完成後には隠れてしまう、断熱材の設置や配管工事が行われている新築住宅の床下空間の様子

ナチュラルデザインの品質管理体制

自社検査と第三者検査を組み合わせた確認体制

ナチュラルデザインでは、施工品質の安定に向けて、自社検査と第三者検査を組み合わせた確認体制を整えています。

第三者検査機関による最大10回の工程検査

自社検査に加え、第三者検査機関「株式会社家守り」による工程検査を導入しています。
工事の重要な節目ごとに最大10回、基礎配筋から完了検査まで段階的に確認することで、担当者の経験や感覚に頼るのではなく、第三者の視点で品質を客観的に確認できる仕組みをつくっています。

完成後には見えなくなる工程にこそ、住宅の本質的な品質が宿ります。
構造・断熱・防水など、仕上がり後に確認できない部分を、工事中のタイミングで確実にチェックすること。それが、長く安心して住み続けられる家への土台をつくります。

第三者機関の検査員が、設計通りに施工されているか基礎の配筋状況を現場で厳格に確認する様子

現場検査報告書による可視化と長期記録

すべての検査結果は、写真付きで検査日時・指摘事項・是正内容を明記した「現場検査報告書」としてまとめ、引き渡し後も長期保管しています。
この記録は、定期点検やメンテナンスの際にその住宅の施工経緯を正確に把握するための資料として活用できます。

「品質を言葉ではなく、工程と仕組みで証明する」というのが私たちの考え方です。
京都市をはじめ施工エリアで建てる住まいのひとつひとつに、この姿勢を丁寧に反映させています。

施工の透明性を高めるため、現場で撮影された工程写真や是正内容をデジタル端末で管理する作業

まとめ

先ほどの調査結果の通り、新築一戸建ての82.0%に不具合、1棟あたり平均16.7箇所が指摘されています。
施工品質を安定させるには、第三者検査の導入と現場検査報告書による記録体制が不可欠です。

家づくりを共に歩み、理想の住まいが完成した喜びを分かち合う施主様ご家族とスタッフの記念写真

住宅会社選びの3つのチェックポイント

①第三者検査が導入されているため、自社のみでは見落としやすい不具合も客観的に確認できる
②現場検査報告書が保管されているため、引き渡し後もトラブル時に根拠となる記録が残る
③複数回の工程検査が実施されているため、完成後に見えなくなる部分の品質を確実に担保できる

家づくりのご相談・施工エリアについて

家づくりのはじめの一歩

住宅会社を選ぶとき、デザインや価格だけでなく「完成後に確認できなくなる部分をどう扱っているか」という視点を持つことが、後悔のない家づくりにつながると思います。
一人で悩まず、整理できる場を持つことも大切です。

ナチュラルデザインでは、個別相談や家づくり勉強会を随時ご案内しています。
「まだ決まっていないことばかり」という段階からでも、ぜひお気軽にお問い合わせください。

家づくりの相談や勉強会でリラックスして話せるよう、カフェのように用意された飲み物とお菓子。

<ナチュラルデザインの施工エリア>

ナチュラルデザインは、京都市を中心に、亀岡市、南丹市、向日市、長岡京市、宇治市、八幡市、城陽市、大山崎町、久御山町を主な施工エリアとしております。
(事務所から車で1時間圏内を、主な施工エリアとしております。)

すぐにお伺いできる範囲にエリアを絞ることで、暮らしの中で何かあった時も迅速に対応できるようにしています。
「建てて終わり」ではなく、住まいの成長を一緒に見守れるような、地域に根ざしたパートナーでありたいと思っています。
<上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>

よくある質問

Q1. 2025年の調査で、新築住宅の不具合率はどのくらいでしたか?

A. 2025年に実施されたホームインスペクション調査(全1,370件)によると、何らかの不具合が指摘された住宅は82.0%に達しました。1棟あたりの平均指摘箇所数も16.7箇所と、前年を上回る結果となっており、「新築だから安心」とは言い切れない現状が浮き彫りになっています。

Q2. 新築住宅で特に不具合が指摘されやすい部位はどこですか?

A. 2025年のデータでは、1位が「開口部(窓・ドア)」で47.7%、2位が「基礎・床下面」で35.5%、3位が「外壁仕上げ」で31.9%となっています。さらに、基礎の「ジャンカ(豆板)」や天井裏、排水設備といった、完成後には確認しにくい箇所での指摘も顕著に増加しています。

Q3. なぜ最近の新築住宅で不具合の指摘率が上昇しているのですか?

A. 2025年4月の建築基準法改正に伴う審査の長期化で着工が遅れ、その分、引き渡しに向けた現場の工期が実質的に圧縮されていることが大きな要因です。慢性的な職人不足も重なり、現場での細かな確認やチェックが行き届きにくくなっている実情があります。

Q4. 施工品質の高い住宅会社を見極めるためのチェックポイントは?

A. 主に3つのポイントがあります。①「自社検査だけでなく第三者検査を導入しているか」、②「現場検査報告書などの記録が写真付きで長期保管されているか」、③「完成後には見えなくなる構造や断熱、防水の工程を複数回検査しているか」を確認することが重要です。

Q5. ナチュラルデザインではどのような品質管理を行っていますか?

A. 自社検査に加え、第三者検査機関による最大10回の工程検査を導入しています。基礎配筋から完了検査まで、第三者の視点で客観的に品質を確認し、すべての結果を「現場検査報告書」として記録・保管しています。言葉だけでなく仕組みで施工品質を担保する体制を整えています。

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